ついにカメラを購入
ニコンのカメラ、New FM2を買った。
レンズは50ミリ。
これでいっぱい写真を撮るぞ!
宿でカメラマンに使い方を教えてもらっていたとき、レンズに異常があることがわかった。
フォーカスリングを回すと、途中で「ゴリゴリ」と音がして止まってしまう。
無理やり力を入れれば戻るが、またすぐ固まってしまう。おそらく中のベアリングのような部分が壊れているのだろう。カメラマンも、初期不良品だと言っている。
明日、返品か交換に行くしかない。ラッキーゲストハウスの宿泊者の一人が付き添ってくれることになり、心強かった。
旅の費用

回想 カメラと両替のこと
カメラについて。
数日かけて価格を調べ、検討を重ねた。
ラッキーゲストハウスの丸テーブルでカメラマンの講義を聞き、最終的に僕は日本製のNew FM2を選んだ。
マニュアル式のフィルムカメラ。堅牢でシンプルなところが気に入った。
レンズはシグマの50ミリマクロだったと記憶している。
翌日、不具合のあるレンズを持って購入店へ行った。店員はこのことを最初から分かっていたはずだ。旅行者の僕が日本へ帰ってしまえば返品できない。だから押しつけたのだろう。幸い、返品には素直に応じてくれた。
海外で高額な買い物をするときは、気を抜いてはいけない。
無事に交換でき、これから旅先で風景や人物を撮ろうと、心が躍った。
両替について。
旅では資金を4つの形で持って行った。
現金、トラベラーズチェック(TC)、クレジットカード、そしてシティバンクの銀行デビットカードだ。
現金は円とドルを用意し、普段の両替は主にTCを使った。TCは紙に金額が印字されていて残額が明確だった。
クレカや銀行カードだと、いくら使ったか自分で記録しないと分からなくなるので、できれば使いたくなかった。
カメラとレンズで約6万円。さらにロンドン行きの航空券も買い、必要額は10万円を超えた。
まとまった金額だったので、シティバンクからお金を下ろした。
今思えば、このときのレートが問題だった。
香港ドル3000ドルを引き出すのに、米ドル390ドルを使った。
しかしもしTCを使っていれば、同じ3000ドルを337ドルほどで済ませられたはずだ。つまり50ドル以上も余分に払ったことになる。
おそらく、
- シティバンクの両替手数料
- 海外ATM利用手数料
- そして最悪だったのは「換算レートを固定する方式(DCC)」で引き出していたことだ。
そう、僕はDCCの罠にかかっていたのだ。
いまではTCは姿を消し、海外ATMで現地通貨を引き出すのが常識になっている。そして誰もが知っている、あの画面。
「両替しますか?」と聞かれたとき、正解は NO(両替しない) だ。
それなのに僕は、何も考えずにいつも YES(両替する) を選んでいた。
(※「両替する」を選ぶと、市場レートより必ず不利なレートになる)
この日だけではなく、ずっと僕はその罠にはまり続けていたのだ。
下記、他人様のブログから拝借。下記の画面で、はい、を選んではいけない。

下記も、なんとなく、右の両替あり、を選びたくなるが、両替なし、が正解。

悪質な両替レートには、皆様もお気をつけて。


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