1995年5月14日 桂林から広州に移動

桂林で見た山のスケッチ。 1995年回想旅行記
桂林で見た山のスケッチ。

やっぱり外国人料金には納得できない

納得できない。中国が嫌いになりそうだ。僕が外国人だからって、金をむしり取ろうとして!洞窟の入場料金は、外人70元、人民16元だった。バスは外国人料金を取られた!「地球の歩き方」の読者コラムには、”中国の電車は、中国人民の税金によって運営されている為、税金を払っていない外国人が2倍払うのは当然”、と記載があった。それなら、日本も、公的サービスには、外国人料金を設定すれば良いのに。

今日の費用 1,810円

中国元
項目通貨ドルレートドル
朝食70.10000.700010070
指輪1300.100013.00001001,300
30.10000.300010030
荷物保管料50.10000.500010050
30.10000.300010030
30.10000.300010030
夕食100.10001.0000100100
?解読できず100.10001.0000100100
?解読できず100.10001.0000100100
合計1,810

回想

昔の僕は文句を言っているようだが、洞窟については、昨日の費用を見ると、人民料金で見学していたようだ。おそらく、人民を装って、チケット買ったのだろう。

当時、中国の公的サービスには、外国人料金が存在した。正規の外国時料金なので、ぼったくりではない。外人の電車料金は中国人の約二倍だった。電車チケットを買うときに、窓口の担当が、外国人か中国人かを確認していた。今ならその確認方法は、中国の身分証で判断するだろうが、当時の判断基準は曖昧だった。例えば、中国語ができたら、現地人とみなされた。中国語ができなくても、雰囲気で中国人とみなされることもあった。人民服でちょび髭を伸ばし、標準語を理解できない田舎の中国人を装いつつ旅を続ける強者もいた。(白人はいつも外人料金を払わされていた)

このブログを書いているのは、2024年3月だ。1ドル147円。インバウンド(訪日外国人)旅行者向けのモノやサービスの価格を、日本人より高めに設定する、「外国人価格」への関心が高まっているそうだ。たしかに、今の日本は先進国ではなく中進国だ。お金持ちの外国人に、貧乏な日本人よりも安い価格でモノやサービスを提供する必要はない。しかし、高額設定の外人料金とるのは、過去の自分の旅行体験から反対。

当時の広州の印象は全然普通の田舎町。広州のすばらしさに気づいたのは、20年後だった。旧市街の散歩が楽しい。外国人の表情が活き活きしている。温かい。食事が合う。香港、韓国、日本など、他国へのアクセスが良い。

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