1995年4月24日 シェムリアップ5日目

炭売りの少女。子供の手は真っ黒だった。 1995年回想旅行記
炭売りの少女。子供の手は真っ黒だった。

シェムリアップのバザールを散策した。

シェムリアップのバザールを散策した。

大量の炭
炭が燃料として使われていた
シェムリアップバザールにて
シェムリアップバザールにて

今日の費用 1,952円

項目通貨ドルレートドル
朝食スパゲッティボロネーゼ2.51.00002.5000100250
レモンジュース0.61.00000.600010060
500.00.00050.227310023
バナナミルクシェイク0.61.00000.600010060
ライス1.01.00001.0000100100
電話代7.01.00007.0000100700
タクシー1.00.00050.00051000
500.00.00050.227310023
コーラ 3杯2,400.00.00051.0909100109
宿4.01.00004.0000100400
夕食3,000.00.00051.3636100136
2,000.00.00050.909110091
合計1,952

回想

日本では、底辺の職業ランキング、に批判殺到だ。
批判する人たちの意図が理解できるものの、キツ過ぎる仕事があるのは、本当のことだと思う。
このランキングに記載してある底辺の職種、
「土木・建設作業員」「警備スタッフ」「工場作業員」「倉庫作業員」「コンビニ店員」「清掃スタッフ」「トラック運転手」「ゴミ収集スタッフ」「飲食店スタッフ」「介護士」「保育士」「コールセンタースタッフ」
があるらしい。
僕はこの職業の中では、飲食店スタッフ、コンビニ店員、コールセンタースタッフのバイトをしたことがある。
たしかに大変な仕事だった。
僕はバイトだったが、自分は、正社員として絶対にこの職種に関わりたくないと思った。

例えば、コールセンター。
職場は、超絶ブラック、悪名高き光通信だった。(今は実質投資会社だし、ホワイトかもしれんが。)
僕は、たった3か月でバイト中では長い部類になった。
高い時給目当てに、常に新しいバイトが供給されてきた。
そして、あまりの厳しさに、1日から1週間で、新人バイトはどんどん辞めていった。
一日電話をかけまくって、アポイントが取れないと、バイトは正社員から罵声を浴びせられた。
正社員が契約を取れないと、リーダーから、罵声どころか、椅子をぶん殴られていた。
当時の社長、重田康光さんが、支店に来た時には、
(正確には前日の午後あたりから)社員たちの緊張がバイトにも伝わってきた。
重田康光さんが社内に訪れた時、社員たちは、悲鳴のような大声で挨拶していた。

そういうバイト経験を通じ、世の中には、ヤバい仕事や、絶対に関わってはいけない会社があると、僕は身をもって知ることができた。
ってか、”底辺の仕事”という言葉がNGワードなだけで、昔は”3K”とか普通に言われていた。
世の中には割に合わない仕事があるのだ。
そんなの、社会人ならみんな知ってることだ。


カンボジアの市場で働く子供たちは、職業の貴賎を考える前に、とにかく、自分にできる仕事をやって、カネを稼いでいる、という感じがした。
あの子供たちの日給は、日本のバイトの時給以下だ。
市場での作業は、暑いし、疲れるし、汚いし、時給は安いし、底辺に近めの職なのかもしれない。
でも、子供たちは、誇りをもって仕事している感じがした。

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