1995年4月6日 チェンマイトレッキング3日目、健全な山岳トレッキングが、まさかの暗黒ツアー化。

お世話になった象さん 1995年回想旅行記
お世話になった象さん

最終日 健全山岳トレッキングが、まさかの暗黒ツアー化!

今日も山小屋泊。
チェンマイツアーの最終日。
夜が更けると、英語ができるツアーガイドが、どこからか顔つきが変わった山岳民族を連れてきた。
どのように顔つきが変わっているかというと、
口が閉まっていない。
眼がロンパリ。
歯が何本もなかった。
顎の骨の形が左右対称ではなかった。
年齢不詳。年取ってるのか、若いのかわからない。
28歳と言われれば老けて見える28歳と納得するし、56歳と言われれば若く見える56歳にも見える。
鼻がつぶれたように低く、横に少し曲がっている。
その彼は、大きなキセルのようなものを取り出した。
そして、キセルに何か詰め、横たわり、火を付け、煙を吸いだした。
彼は、僕たちを一瞥もせず、外国人である僕たちの存在を気にもしていないようだった。
一言もしゃべらなかった。


山岳民族のガイドは自分の家に帰り、その場にいなかった。
英語ができるガイドが、
”O〇I〇Mだ”、と言った。
O〇I〇M、それはつまり、ケシの実から採取されるア〇ンだ。
そして、ガイドは、続けて、一回80B、と言った。

英語ができるガイドは、
”とてもいいぞ~”、
と、やはり悪そうな顔している。

英語のできるガイドの目的は当然、ピンハネだ。
彼は、自ら吸って見せて、恍惚の表情を作っていた。
吸う真似をしているだけで、煙を肺まで取り込んでいないのは、一目瞭然だった。
やっぱり、この英語ができるガイドは、悪い奴やな~。

僕は、中毒者の顔を見たことがなかった。
顔が奇妙な男は、どっぷりはまったジャンキーの顔なんだ。
長期にわたるア〇ンの接種により、骨格まで変わってしまったその姿を見て、
”絶対にそんなもんやっては駄目だ”、
と思った。

翌朝、無事下山。

今日の費用 1,600円

項目通貨レート当時のおおよその相場で換算
バス代(チェンマイ→バンコク)2004800
2004800
1,600

川を渡る
川を渡る
ヤバいが何かを吸っている。
明らかに中毒者の顔つきだった。もう、この世にはいないとは思いますが、目隠しはします。

英語をしゃべるツアーガイドは、
”自分が吸っているときには絶対に写真を撮らないで!
でも、山岳民族のジャ〇キーは撮影OKだよ!”
と、言っていた。確信犯やな~。。

段取りに集中する山岳民族のジャ〇キー。
段取りに集中する山岳民族のジャ〇キー。

この人、カメラもツアー客も、一切気にしていないようだ。。

怪しいブツをあぶって吸いこんでいた。
怪しいブツをあぶって吸いこんでいた。

回想 暗黒ツアーがどうなったか、もう一度参加したい

ア〇ンをツアーに組み込んで、 商売をしていたわけだ。
チェンマイ山岳民族を訪ねる健全なツアーが、最後の最後で、 暗黒ツアー化してしまった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました